일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

僕はそんなことはしないよ」

と云った。

それから暫くの間、私達は各々そっぽを向いて、黙り込んでいたが、突然カタンという音がして、諸戸は私の机の上に俯伏してしまった。両腕を組合せて、その上に顔をふせて、じっとしている。私はそれを見て、彼は泣いているのではないかと思った。

「僕を軽蔑しないで呉れ給え。君は浅間しいと思うだろうね。僕は人種が違っているのだ。凡ての意味で異人種なのだ。だが、その意味を説明することが出来ない。僕は時々一人で怖くなって慄え上るのだ」

やがて彼は顔を上げてこんなことを言った。併し、彼は何をそんなに怖がっているのか、私にはよく理解出来なかった、ずっと後になってある場面に遭遇するまでは。

私が想像した通り、諸戸の顔は、涙に洗われたようになっていた。

「君は分っていてくれるだろうね。分ってさえいてくれればいいのだよ。それ以上望むのは僕の無理かも知れないのだから。だが、どうか僕から逃げないでくれ給え。僕の話相手になってくれ給え。そして僕の友情丈けなりとも受入れてくれ給え。僕が独で思っている。せめてもそれ丈けの自由を僕に許してくれないだろうか。