일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

三角形の頂点

自然悪事を止すかも知れない。兎も角僕にはあの人達を訴えたり、あの人達の命を縮めたりする力はない。卑怯だけれど、置去りにして逃げるのだ。これ丈けは見逃してくれ給え」

諸戸は黯然として云った。

三角形の頂点

片輪者は皆おとなしかったので、その見張りを秀ちゃんと吉ちゃんに頼んだ。性悪の吉ちゃんも、自由を与えてくれた諸戸の云いつけには、よく従った。

唖のおとしさんには、秀ちゃんの手真似で、諸戸の命令を伝えた。おとしさんの役目は、土蔵の中の丈五郎夫婦と、片輪者達の為に三度三度の食事を用意することだった。土蔵の扉は決して開いてはならぬこと、食事は庭の窓から差入れることなどを繰返し命じた。彼女は丈五郎夫婦に信服していた訳ではなく寧ろ暴虐な主人を恐れ憎んでいた位だから、訳を聞くと少しも反抗しなかった。

諸戸がテキパキと事を運んだので、午後にはもう、この騒動のあと始末が出来てしまった。諸戸屋敷には、男の傭人は三人しかいず、それが皆出払っていたので、私達はあっけなく戦いに勝つことが出来たのだ。丈五郎にして見れば、私は已にないものと思っているし、土蔵の中の道雄は、まさか親に対してこんな反抗をしようとは思いがけぬものだから、つい油断をして肝腎の護衛兵を皆出してやったのであろうが、その虚に乗じた諸戸の思い切ったやり口が、見事に効を