후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ことうのおに
孤島の鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면
今度僕が突然帰って来て、親爺を人殺しだと云って責めた。そこで、奴は初めて、不具者の呪いを打ちあけて、親の生涯の復讐事業を助けてくれと、僕の前に手をついて、涙を流して頼んだ。僕の外科医の知識を応用してくれと云うのだ。
恐ろしい妄想だ。親爺は日本中から健全な人間を一人もなくして、片輪者ばかりで埋めることを考えているんだ。不具者の国を作ろうとしているのだ。それが子々孫々の遵守すべき諸戸家の掟だと云うのだ。上州辺で天然の大岩を刻んで、岩屋ホテルを作っている親爺さんみたいに、子孫幾代の継続事業として、この大復讐を為しとげようと云うのだ。悪魔の妄想だ。鬼のユートピアだ。
そりゃ、親爺の身の上は気の毒だ。併し、いくら気の毒だって、罪もない人の子を、箱詰めにしたり、皮をはいだりして、見世物小屋に曝すなんて、そんな残酷な、地獄の陰謀に加担出来ると思うか。それに、あいつを気の毒だと思うのは、理窟の上丈けで、僕はどういう訳か真から同情出来ないのだ。変だけれど、親の様な気がしないのだ。母にしたって同じことだ。我子をいどむ母親なんて、あるものか。あいつら夫婦は生れながらの鬼だ。