일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

奇妙な友人

だが、私はその時、何のその様な顧慮もなく、成否は兎も角も、一つの目的を定め得た事が、やや私の気分を清々しくしたのであったか、足並みも勇ましく、初夏の郊外を、電車の駅へと急いだのである。

奇妙な友人

私は内気者で、同年輩の華やかな青年達には、余り親しい友達を持たなかった代りに、年長の、しかも少々風変りな友達にめぐまれていた。諸戸道雄もその一人に相違なかったし、これから読者に紹介しようとする深山木幸吉などは、中でも風変りな友達であった。そして、私のまわり気かも知れぬけれど、年長の友達は殆ど凡て、深山木幸吉とても例外ではなく、多かれ少かれ、私の容貌に一種の興味を持つ様に思われた。仮令いやな意味ではなくとも、何かしら私の身内に彼等を引きつける力があるらしく見えた。そうでなくて、あの様にそれぞれ一方の才能に恵まれた年長者達が、青二才の私などに構ってくれる筈はなかったのだ。

それは兎も角、深山木幸吉というのは、私の勤め先の年長の友人の紹介で知合いになった間柄であったが、当時四十歳を大分過ぎていたにも拘らず、妻もなく子もなくその外血縁らしいものは、私の知る限り一人もなく、本当の独り者であった。