후리가나로 읽는 일본 고전
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たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면
その版図は、さきにあげた諸郡のうちの四郡にわたり、武族としても、勢威、国内を圧するという一族である。
一族はみな、嵯峨源氏のように、一家名をもっている。護の子、扶、隆、繁など、それぞれ、領土を分けて、門戸をもち、総称して、この一門のことを“常陸源氏”といい囃している。
将門の父良持の健在だった頃には、まさに、常陸源氏に応ずる“坂東平氏”の概を以て、両々、相ゆずらない対峙をもっていたものであったが、いつのまにか、良持亡きあとは、叔父三家とも、護の門に駒をつないで、常陸源氏の下に従属してしまった――おそらくは、そうして辛くも、旧門旧領を、保ち得てきたものにちがいない。
護は、肚のふとい、武力もあり、政略もゆたかな男にちがいなかった。常陸大掾なる官職は、実は、彼がもっていた役だが、自分は退いて、平国香に代らせてしまった。また、自分の女子を、良正に嫁がせ、次のむすめも良兼の後妻に与え、さらに、末の姫まで、いまは都にいる国香の子、常平太貞盛の嫁にやっている。
こうして、名利と、結婚政策の両面から、護は、平氏の三家を、手もなく、常陸源氏の族党に加えてしまい、そしていまや、この地方随一の豪族中の長老として、たれも、威権をくらべうる者もない。