후리가나로 읽는 일본 고전
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たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면
なぜ、努めぬ」
「されば、私としては、武蔵、下野、常陸、安房、上総と、国々を歴訪して、官命にこたえ、各※(二の字点、1-2-22)、出兵せよと、説いて歩きましたが、そのうち、身辺に危険が迫って、やむなく常陸に嫁いでいる姉の良人、常陸介維茂の許へ、しばらく身を潜めていた次第でした」
「世間も歩けぬほどに始終、将門が狙うておるのか」
「刺客、密偵を放って、この貞盛をつけ廻し、折あらばと、諸道を塞いでおります故、常に、生けるそらもありません。……加うるに敗残の叔父、羽鳥の良兼も、将門のため、居館、領土を焼きつくされ、ついに、悲憤の余り、病床に仆れ……敢なく……」と、貞盛はここにいたると、声をかき曇らせ――「敢なくも、先頃、病歿いたしました。ここにおいて、ついにわれらの九族は亡び去り、残るは、貞盛一名となりました。……今は、果てなく他国に潜伏して、空しくこのままあらんよりはと、維茂と計って、ひそかに東山道より信濃路を経、都へ、再上告のため、急ぎ上って来たようなわけでございます」
「む。千曲川の難は、その途中の事であったよな。やれやれ、将門の執念の烈しさよ」
と、実頼は歎声と共に、訊問を終った。