후리가나로 읽는 일본 고전
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みっつのあざ
怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集
小酒井 不木
小酒井 不木의 怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集(みっつのあざ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 196,140자 · 396화면
生理学実験の際には直径七八寸、高さ一尺ぐらいの一端に底のある円※(「土へん+壽」、第3水準1-15-67)形のガラスの容器の中に、更に腸のはいる位のガラスの容器を装置し、その中にタイロード氏液と称する透明の液を入れ、腸管の両端を糸でしばって液中に縦に浮游せしめて下端を器の底に固定し、上端を糸で吊り上げ、糸の先に梃子をつけ、腸の運動を梃子に伝わらしめて、之を曲線に書かしめるのですが、私の方法はそれとちがって、大きい方のガラス器に直接タイロード氏液を入れ、切り出した腸管の両端を糸でしばり、上端だけを糸で吊り上げて容器の中に浮游せしめることにしたのです。そうして、タイロード氏液を三十七度内外に保つために、下からブンゼン瓦斯灯によって暖め、なお、酸素を通ずるために、ガラス管を液の中に入れました。生理学の実験では、切り出した腸管全部を液の中に浸しますが、私は、糸で吊り上げた一端を三四寸空気の中に出し、もって、腸の運動の印象を深からしめようとしました。仮に腸を鰻にたとえるならば、頭を糸で吊って、胸まで空中に出し、それ以下を液の中へ沈めるのです。尤も切り出した腸は鰻の色とはちがって、全体が薄白く、それが蚯蚓のように、而も極めて緩く動くのですから、馴れない者の眼には可なりに気味の悪い印象を与えます。