후리가나로 읽는 일본 고전
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「しなゆうき」
支那游記
芥川 竜之介의 支那游記(「しなゆうき」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,859자 · 105화면
彼女の見る所に従えば、支那人は勿論日本人も、ラヴと云う事を知っていない。彼等の曚昧は憐むべしである。これを聞いたルウズ氏は、カリイの皿に向いながら、忽異議を唱え出した。いや、愛の何たるかは東洋人と雖も心得ている。たとえば或四川の少女は、――と得意の見聞を吹聴すると、細君はバナナの皮を剥きかけた儘、いや、それは愛ではない、単なる憐憫に過ぎぬと云う。するとルウズ氏は頑強に、では或日本東京の少女は、――と又実例をつきつけ始める。とうとうしまいには相手の細君も、怒火心頭に発したのであろう、突然食卓を離れると、御亭主と一しょに出て行ってしまった。私はその時のルウズ氏の顔を未にはっきり覚えている。先生は我々黄色い仲間へ、人の悪い微笑を送るが早いか、人さし指に額を叩きながら、「ナロウ・マインデット」とか何とか云った。生憎この夫婦の亜米利加人は、南京で船を下りてしまったが、ずっと溯江を続けたとすれば、もっといろいろ面白い波瀾を巻き起していたのに相違ない。
蕪湖から乗った南陽丸では、竹内栖鳳氏の一行と一しょだった。栖鳳氏も九江に下船の上、廬山に登る事になっていたから、私は令息、――どうも可笑しい。