후리가나로 읽는 일본 고전
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「しなゆうき」
支那游記
芥川 竜之介의 支那游記(「しなゆうき」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,859자 · 105화면
四 胡蝶夢
僕、この事を中野君に話せば、中野君、一息に瑰露を飲み干し、扨徐に語って曰、「そりゃ驚くべきものですよ。環城鉄道と言うのがあるでしょう。ええ、城壁のまわりを通っている汽車です。あの鉄道を拵える時などには線路の一部が城内を通る、それでは環城にならんと言って、わざわざ其処だけは城壁の中へもう一つ城壁を築いたですからね。兎に角大した形式主義ですよ。」
四 胡蝶夢
波多野君や松本君と共に辻聴花先生に誘われ、昆曲の芝居を一見す。京調の芝居は上海以来、度たび覗いても見しものなれど、昆曲はまだ始めてなり。例の如く人力車の御厄介になり、狭い町を幾つも通り抜けし後、やっと同楽茶園と言う劇場に至る。紅に金文字のびらを貼れる、古き煉瓦造りの玄関をはいれば、――但し「玄関をはいれば」と言うも、切符などを買いし次第にあらず、元来支那の芝居なるものは唯ぶらりと玄関をはいり、戯を聴くこと幾分の後、金を集めに来る支那の出方に定額の入場料を払ってやるを常とす。これは波多野君の説明によれば、つまるかつまらぬかわからぬ芝居に前以て金など出せるものかと言う支那的論理によれるもののよし。まことに我等看客には都合好き制度と言わざるべからず。