후리가나로 읽는 일본 고전
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「しなゆうき」
支那游記
芥川 竜之介의 支那游記(「しなゆうき」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,859자 · 105화면
北京日記抄
一 雍和宮
一 雍和宮
今日も亦中野江漢君につれられ、午頃より雍和宮一見に出かける。喇嘛寺などに興味も何もなけれど、否、寧ろ喇嘛寺などは大嫌いなれど、北京名物の一つと言えば、紀行を書かされる必要上、義理にも一見せざる可らず。我ながら御苦労千万なり。
薄汚い人力車に乗り、やっと門前に辿りついて見れば、成程大伽藍には違いなし。尤も大伽藍などと言えば、大きいお堂が一つあるようなれど、この喇嘛寺は中々そんなものにあらず。永祐殿、綏成殿、天王殿、法輪殿などと云う幾つものお堂の寄り合い世帯なり。それも日本のお寺とは違い、屋根は黄色く、壁は赤く、階段は大理石を用いたる上、石の獅子だの、青銅の惜字塔だの(支那人は文字を尊ぶ故、文字を書きたる紙を拾えば、この塔の中へ入れるよし、中野君の説明なり。つまり多少芸術的なる青銅製の紙屑籠を思えば好し。)乾降帝の「御碑」だのも立っていれば、兎に角荘厳なるに近かるべし。
第六所東配殿に木彫りの歓喜仏四体あり。堂守に銀貨を一枚やると、繍幔をとって見せてくれる。仏は皆藍面赤髪、背中に何本も手を生やし、無数の人頭を頸飾にしたる醜悪無双の怪物なり。