일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면

아오조라 문고

はいうまでもない。

丹羽長秀の本拠、佐和山を攻めさせてこれを収め、秀吉の城長浜も同時に陥れた。そして人的には美濃の諸侍を誘降し、六角家の旧臣や京極家の一族、また、若狭の武田義統などを加えて、それぞれ適所に用い、ひたすら兵力の増強にあせっていた。

一応、江州附近の攻略をすませると、光秀は留守居軍の一部をとどめ、全軍装備を新たにして、ふたたび上洛の途についた。

途中は坂本城で泊った。

そこでも、軍勢の一半を割いて、山科から大津方面へ陣取らせた。

気を労えば限りのない程、諸方面に万一の備えが要る。それ程に、彼の期待の対象はまだはっきりした意志を表示しないでいる。

明示しているものは、蒲生賢秀の如く、細川藤孝父子の如く、きっぱりと、彼の誘いを断った者のみである。

わけて、細川忠興は、またなき彼の愛婿である。信長を倒した以上、一も二もなく自分に従いてくるものと、光秀は決定的に思いこんでいた。

ところが、使者の齎して来た返事によれば、その忠興も父藤孝も、

(もってのほか)

という立腹であったというばかりでなく、

(故信長公に二心なし)

と、髪を切って、誓いを示し、また直ちに、明智家から嫁いでいる忠興の妻の身は、子供を添えて山ふかき里に隠し、一方即刻、秀吉の許へ使いをたてて、