후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
――御本軍 約五千
ざっと、計一万六千である。光秀は心のうちでつぶやいた。
「……もし丹後の細川と大和の筒井だにこれへ加わっていたならば、日本中部を縦断して、われは絶対に不敗の態勢を取り得たであろうに」
すでに作戦方針を決定した後までも、彼は甚だ兵力の差に重点をおいて苦慮した。
由来、彼の頭脳は計数的であって、にわかに、寡をもって衆を破るが如き飛躍は、ひらめいて来なかった。
それと、秀吉と直面するの大戦を前にしたが、どこかに一抹、敗戦を意識する気おくれが潜んでいた。これは決定的な敗戦の因をなすものであるが、光秀の性格とここ数日の齟齬がかくさせたもので、彼自身にも、どうにもならないものだったろう。
彼は、彼自身で起した怒濤の高さに、今や溺るる怖れすら自覚していた。しかし、それは表面の彼の姿ではない。彼自身も気づかないでいる潜在意識においてである。
その夕方、この下鳥羽の陣へ、一群の町人たちが伺候した。京都の町代表たちで、
「地子銭御免除の御礼のため、町民一同に代って参じましたもので――」
とのことだった。そして、祝福の意を表するため、
「御合戦の大勝利をお祈り申しあげ、併せてお門立ちのお祝いまでに――」