후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
「オ。――部落へ出た」
「小栗栖であろう。ひそかにしたまえ」
「そうだ。静かに通ろう」
やがて面々は目顔で、戒め合っていた。草ぶかい山家の茅屋根がおちこちに見えて来たからである。そうした人里は努めて避けたいのであるが、道はおのずから家々の間へ入ってゆく。
――が、幸いなことには、何処をながめても、燈影一つ見えなかった。白い月の下、大竹藪に囲まれた山里の屋根は、世の騒乱も知らず、深々とみな眠り入っている気配だった。
厳密な眼を光らせて、はるか先の方を、物見しながら駈けていた明智茂朝、村越三十郎の二騎は、狭い村道の一とすじ道を、つつがなく通り越して、かの藪の曲がり道に佇み、あとから来る光秀たちのひと群れを待ちあわせていた。
その影と、二人の引ッさげている槍の白さが、半町ほど先の樹陰に、キラキラ見えたときである。バリバリッと、青竹でも踏み折るような響きと共に、ううむ――と野獣でも唸いたような声がどこやらでした。
「……や?」
光秀のすぐ前に立って、密やかに駒を歩ませていた比田帯刀は本能的にうしろを見た。
暗い竹叢に覆われた山家の柴垣に沿うている暗がりである。