일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면

아오조라 문고

「ここは其許のお心一つで、毛利家の安泰も確約され、ふたつには、多くの城兵や無辜の民も、つつがなく助け出されることになるのでな……」

と、縷々、真心と熱弁をかけて、彼にそれを説いたものであった。

宗治は始終だまって聞いていたが、恵瓊が、これ以上はいうべき言葉もなしと、総身を汗にぬらして、俯向いてしまったのを見ると、初めて穏やかに口をひらいた。

「……やれ今日は何たる吉日。ありがたい仰せを承った。おことばに違いなきことは、御僧の面を拝見してもわかりました」

承知とも、不承知ともいわないのである。――宗治の心はすでに諾否の先へ超えているのであった。

「さきには、数ならぬ身を、小早川殿、吉川殿にも、いたく御心配くだされて、城を開いて降れよとまで仰せ越しあったが、たとえ五千のいじらしき者どもを共に死なしても、宗治としては、降伏して命を助かるなどというは思いもよらぬことゆえ、お断り申しあげたが、御僧のおことばに任せれば、主家も安泰を約され、城中の士民も無事を得るとのこと。……さもあれば毛頭否むすじはない。むしろ大きな歓びでござる。宗治として歓びでござる」

語尾を強くかさねて云った。