후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
極言すれば、この時代の人間すべては、
(世の中とは、即、戦国のこと。戦国以外に、どんな世の中があるか)
を、まだ自分の生涯中には見てもいず味わってもいない人たちばかりであったといっていい。
故に、戦いは、日常であった。
(いつかかならず身をもって、天日うららかな平和を四海に回らし、万民をして和楽の地に安んぜしめん)
とは、武門の上に立つ大将としては、誰もがいだいている理想のうちの大なるものだったし、民土一般も、その日の来ることを生涯の憧憬としていたことはいうまでもないが、さりとて、
(いつから始まった戦い、いつ頃になれば終るか)
などと月日から割り出した儚い観測などに無為な日を暮している者はなかった。――この世は戦国、戦国は日常――という通念が徹していた。生活一切もそれに順応して、何の不自然もなく、苦しみも楽しみも、焼土も建設も、死別も生別も、涙も笑いも、悉く、人生の毎日にあり得る常のこととされ、しかもその中になお、この世に対する大きな希望と、苦しい日にも、愉快にあらんとすることを忘れなかった。
諸将のよくやる酒宴は、その積極性のあらわれの一つだった。