후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
戦陣の寸暇、甲冑を解いて、身をくつろぐと共に、心を寛くし、和楽のうちに、心身を養うことであった。
しかしまた宴楽のあいだには、外交の詭計、私交の虚実、人物の試胆、戦不戦の打診など、善悪あらゆる機微のものも美味声色を仮りて入り交じっている。燭は麗しといえどここもまた観ずれば刃なき戦場なりといえないことはない。――しかもそれは深く秘して交杯談笑のうちに各※(二の字点、1-2-22)が魂の素肌まで示しあうところにまた、人と人との交わりの微妙な味も醸されるのであった。
だから当時の武将はみな何か酒宴のときに振舞う芸能を持っていた。信長の幸若舞も有名だったが、あの真面目くさい徳川家康にしても、自然居士の曲舞はおはこの芸であったし、その家臣の酒井忠次といえば、蝦すくいの名人として、その珍なる踊りは、四隣にまで鳴っていた。
こよい、ここの宴は、常の場合とちがい、仏餐を賜わっていたのであるから、誰も演舞までやり出すような大酔はしていないが、しかしここの顔ぶれの中でも、演ればずいぶん演り得る隠し芸の持ち主はいそうである。
わけて池田勝入の槍踊りは、自他共にゆるすものだった。