후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
「いかん、いかん」
――秀吉は、たとえこの際でもと、つよく首を振って見せながら、
「断じて、あのままではいかん」
と、ことばを重ねた。
「されば。――もとよりこの前から、ここは毛利で何といって来ても、耳をかたむけぬ、との御意でありましたから、今日も恵瓊が来て、そっと、よそで会談しておりましたが、頭からその斡旋を突ッ刎ねて別れたわけでございまする」
「そこだな。……そのまま手切れとなっては困ることになったのだ」
官兵衛の方へ眼を向けて、
「安国寺恵瓊は初めて、往年の知縁をたよって、彦右衛門を訪れて参り、二度目には、その方の陣屋へも行ったのではなかったか」
「左様でした」
「その方のところまでは、どのように云っていたか」
官兵衛は、秀吉の問いに答えて、
「やはり彦右衛門殿を介して、申し入れて来た条件とひとつに過ぎませぬ」
「――と、いうと?」
「つまり……毛利方から提示して来た条件というのは、この際、媾和するならば、備中、備後、美作、因幡、伯耆の五ヵ国を割譲しよう。そのかわりに高松城の囲みを解いて、清水宗治以下の城兵五千の生命は保証して欲しいと申すのでありました」
「ウム。