후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
「一同へ布告いたし、割当てが相すみました」
と、それへ報告された。またその中へ、
「ただ今、亀井殿が鹿野城から馳せつけられました」
という取次もあった。
「亀井茲矩が来たか。これへ通せ」
と、秀吉は座のまま、そこへ迎えて、茲矩の姿を見るや、やあ元気か、と訊ね、
「因幡は辺土といえ、いつまた、吉川勢が変を窺わぬものでもない。後いよいよ守りを固く頼むぞ」
と、いった。
亀井軍は吉川勢の一面を牽制するため、天正八年以来、因幡の鹿野城に拠っていたものである。秀吉はいま、彼をここに見て、以前の口約を思い出した。
「中国の事成る上は、御辺には、出雲の国を与えるであろうと、信長公にもその儀は御内諾を得ていたが、今度、俄かに毛利と媾和したため、そこを与えるわけには行かなくなった。で、御辺へはべつに他の封土を遣わそう。どこか望みの地もあらばいうがいい」
「お忘れもなくありがとうぞんじまする」
と、茲矩も抜からず礼を述べた。そして、いうには、
「このたび、明智の御征伐あるにおいては、自然、六十余州は風に靡いて御麾下と相成りましょう。従って私の望む地といっても日本国内では諸国共にさし合いがありましょうゆえ、願わくば琉球を賜りたいもので」