후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
雷気
(断じて逆徒には組みさない)
という誓約を入れて来たばかりである――という事実を、秀吉はかなり得意そうになって、また、これが当然な世間の大勢であり武門の大道でもあるといって、二人へ力説した。
そしてなお種々談しの末、やがて中川、高山の二人が、いずれも伴って来た幼い者を、質子として、秀吉の手許へあずけようと申し出ると、秀吉は大いに笑って、
「無用無用。御両所のお心はよく分っておるし、かつは、このたびの一戦は、そんな旧い習慣によって辛くも結ばれ合う味方同士ではないはずだ。幼少の和子たちは、早速、各※(二の字点、1-2-22)のお城へお返しあるがよい」
といって断った。
雷気
秀吉の休んだ禅庵は栖賢寺であったが、これと並んですこし先に広徳寺がある。彼の本陣はこの二寺をあわせ用い、刻々に増える軍勢を、附近の長洲から大物の浦まで充たして、十一日はここで過した。
その晩は、広い闇の諸方で、しきりに軍馬がいななき狂った。
「明智方の四方田政孝の斥候隊が、近くの村落に出没している――」
というような風説もあって、陣中は夜どおし緊張しきった裡にこもごも一睡をとっていたが、馬が寝つかないのは、それとは無関係であった。