후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
と極言して遣ったほどだった。
一方の朝雲が白みかけた。今朝も雲脚は早く、まだ他地方はゆうべから吹き暴れているような天候である。
兵糧用意の貝の音が陣々で鳴った。
海の近いせいもあろう。夜明けの一頃は濃密な霧だった。それに一万以上の軍勢がつかう兵糧の炊ぎに、陣々の炊煙もたちこめて、松の多い尼ヶ崎一帯は、松か霧か人か煙か。
秀吉は寺内の一隅にある老松の根がたに筵を敷かせ、堀秀政、中川瀬兵衛、高山右近、黒田孝高、蜂須賀彦右衛門などと、膝組んで何か談笑を交えながら、そこで一緒に兵糧の握り飯を喰っていた。
「精進を廃めて、魚鳥を充分に喰べたせいか、きょうは何かしら非常に力づいた気がするよ。やはり食は士気の根元だな」
秀吉の矛盾を、彦右衛門が側から笑った。
「御剃髪と同時に、肉食をお始めになられた御出家は、古今、殿をもって嚆矢といたしましょう」
「什生。それがわしの真骨頂だ。秀吉の出家は坊主の出家と甚だ意味がちがうからな」
これが生還を期せざる戦いに入る前の筵だろうかと思われるほど賑やかな朝餉である。そこへまた昨夜来、高槻の北方、芥川方面へ偵察に行っていた加藤作内光泰、福島市松などが帰って来て、