후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면
秀吉の手兵約一万が最初のものであったが、高山右近の二千人、中川清秀の二千五百人、蜂屋頼隆の一千人、それに今また池田隊四千を加えたので優に二万を超えようとしている。
こうして全軍が、右に淀川を見、左に能勢や有馬地方の山々を見ながら、北進して行くうちにも、なお二十人、三十人の郎党や家の子を率いて来る地方郷党の小部隊の参加もひきもきらぬ程だった。
それらの者は、口々に参会の意志をこう表明した。
「明智の行為はゆるされぬ不道である。逆を討ち順を扶くるは武門の当然な鉄則でござれば、従来の行きがかりや旧縁の誼みなど一切かえりみなく麾下に馳せ参じてござる」
このことばはほとんどみな一致していた。あながち羽柴軍の優勢だけを見て勝目に体を賭けて来た者ばかりとはいわれない。
午ごろ茨木に着き、小憩のあいだに、秀吉は諸方の情報を聞きあつめ、また前進をつづけ、茨木と高槻の中間、富田に陣営をさだめた。
布陣の令が終ると、秀吉はすぐ部下を会して、作戦を評議した。そのとき端なくも中川清秀と高山右近のふたりが、
「先鋒はそれがしが」
「いや、先陣は自分に」
と、互いに云い張って、いずれも譲ろうとしない小争論を起した。