후리가나로 읽는 일본 고전
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あねがわのかっせん
日本合戦譚
菊池 寛
菊池 寛의 日本合戦譚(あねがわのかっせん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 154,771자 · 313화면
併し応仁の大乱に依って、京都は全く焼土と化して居る。実際に京都に戦争があったのは初期の三四年であったが、此の僅かの間の市街戦で、洛中洛外の公卿門跡が悉く焼き払われて居るのである。『応仁記』等に依って見ると、如何に被害が甚大であったかを詳細に列挙して、「計らざりき、万歳期せし花の都、今何ぞ狐狼の臥床とならんとは」と結んで居る。
思うにこれは単に市街戦の結果とばかりは、断ぜられないのである。敵の本拠は仕方がないとしても、然らざる所に放火して財宝を掠め歩いたのは、全く武士以下の歩卒の所業であった。即ち足軽の跋扈である。
『長興記』をして、「本朝五百年来此の才学なし」とまで評さしめた当時の碩学一条兼良は『樵談治要』の中で浩歎して述べて居る。
「昔より天下の乱るゝことは侍れど、足軽といふ事は旧記にもしるさゞる名目なり。此たびはじめて出来たる足軽は、超悪したる悪党なり。其故に洛中洛外の諸社、諸寺、五山十刹、公家、門跡の滅亡はかれらが所行なり。ひとへに昼強盗といふべし。かゝるためしは先代未聞のことなり」
そして更に、これは今の武士が武芸を怠った為に、足軽が数が多く腕っ節が強いのを頼み、狼藉を働くのであって、「左もこそ下剋上の世ならめ」