후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんだっしゅつき
日本脱出記
大杉 栄
大杉 栄의 日本脱出記(にほんだっしゅつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 76,254자 · 151화면
大会の開かれることは僕はまだちっとも知らなかった。が、ちょうどいい機会だ、行こう、と僕は心の中できめた。そして枕もとの小さな丸テーブルの上から、その日の昼来たまままだ封も切ってなかった、イギリスの無政府主義新聞『フリーダム』を取って見た。はたしてそれには大会のことが載っていた。
招待状にもちょっと書いてあったように、九月の半ばに、スイスのセン・ティミエで、最初の国際無政府主義大会と言ってもいい、いわゆるセン・ティミエ大会の五十年紀念会があった。フランス、ドイツ、イタリア、スイス、ロシア、および支那の、百五十名ばかりの同志が集まった。そしてそのセン・ティミエ大会に与かった一人のマラテスタも、ローマからひそかに国境を脱け出て、そこに出席した。先年彼はこのスイスから追放されているので、そこにはいれば、見つかり次第捕まる恐れがあったのだ。
紀念会は一種の国際大会のようなものになった。そしてそこで、無政府主義の組織のことや、無政府主義とサンジカリズムの関係のことなぞが問題となって、いろいろ議論のあった末に、フランスの代表者コロメル等の発議で、新たに国際無政府主義同盟を組織しようということになって、急に国際大会を開くことにきまったのであった。