일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もみノきはのこった

樅ノ木は残った

山本 周五郎

山本 周五郎의 樅ノ木は残った(もみノきはのこった)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,285자 · 330화면

아오조라 문고

です、しかしわれわれ六人も安閑としていたわけではない、決して徒食していたわけではない、道場の教授、出稽古、みな六人が分担してやって来た、貴女は御存じないだろうが、道場をここまでもってくるには、われわれもそれだけの努力はして来たのです」

おみやは頷いた。又五郎は続けた。

「だが、柿崎さんはそれを認めなくなった、道場へも出ないし、出稽古もやめてしまい、自分はいかがわしい女たちをひきつけて、酒色におぼれるか、絶えず出歩いてばかりいる、そして六人に対しては、まるで主人のようにふるまい、気にいらぬことがあると、石川の腕を打ち折るという無法なことをする、これではとうてい将来の望みはありません」

おみやは頷いた。

「また、これは藤沢の聞いたことですが、柿崎さんは伊達兵部という人と、なにかひそかに事を謀っているらしい、私もいちど柿崎さん自身から、そんなふうな話しを聞きました。詳しい内容はわからないが、その事で、いざという場合には、われわれ六人を役に立たせるつもりだという、それは伊達兵部の用人から、藤沢が聞いたのです、こういう事情では、とうていこれ以上いっしょにやってゆくわけにはいきません」