후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
古代埃及に発明せられて、希臘に伝わり、羅馬に伝わって、古代文明人が物を書くのに用いた紙草という、言わば今日の紙の祖先ともいうべきものなのですが、御覧のように、ツルツルして光沢のある、極めて堅靱な質のものですから、これにものを書くということは、古代人ならばいざ知らず、すでに紙の便利さを知っている近代人にとっては、決して容易な苦労ではないのです。おそらく、紙の上ならば、四、五十枚にペンを走らせている間に、紙草一枚には、まだ書き上らないと言った程度のものではないか、と思われます。したがってソオリヤ君が今まで読み上げた記録の分だけでも、中尉は書くのに半年以上もかかっていたのではなかろうか、と考えられるのです。あるいは、もっと長い月日がかかっていたのかも知れません。その長い期間中、途中で発病して先を継続することができなくなったということは、充分考え得られることだと思います。しかも、中尉は最初にこの記録の筆を執ったのではありません。これから読み上げますが、姉宛に認めた書翰が別に一通あり、その方を書き上げてから、この記録へ移ってきたのですが、この分はついに完成を見るに至らずして、病死してしまった……と、こういうわけですから、本来ならば、その書翰の方から先に始むべきはずなのですが、それでは諸君に、この前代未開の陸地なる