일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いきふどう

橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇(いきふどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,400자 · 387화면

아오조라 문고

ともかくそうこうするうちに親父は仕入れを済ませて帰ってまいりましたが、親父が帰ってまいりますれば、東京から買い付けてきた品の荷解きもしなければなりません。仕切りと合せて正札の付け替えもいたさなければなりませず、皺のできておりますところへは霧を吹いて火熨斗も当てなければなりませんし、三、四日は急に眼の廻るような忙しさでございました。

ところでたった一つ親父の仕入れてまいりました品物のうちで、私の腑に落ちぬ物がございました。それは敷二枚の夜着と掛けが一枚ずつ、都合四枚一組の青海波模様の縮緬の蒲団なのでございました。よほど立派なお邸からの出物と見えまして、仕立てもごく丁寧に綿もとびきり上等のが使ってあり、ふっくらとまことに結構な品なのでございました。がいくら結構な品でも縮緬の蒲団ときては手に負えません。そう申してはなんですが、まずこの辺の田舎では、いくら上等な蒲団でも銘仙がせいぜい、郡内ときては前橋あたりの知事様のお出でになる宿屋か待合ぐらいのものでございましょう。

「お父つぁん……縮緬じゃないか」

と私は蒲団の皮を抓み上げて見せました。

「そうよ! 縮緬よ」