후리가나로 읽는 일본 고전
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いきふどう
橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇(いきふどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 198,400자 · 387화면
宜しかったらいつでもお連れいたします」
もちろん私は亡霊か亡霊でないかそんなことなぞを聞きたいと思っていたわけでは毛頭もなかった。ただ私の胸にも昨夜以来モヤモヤと蟠っているこの妙な気持を幾分でも霽らさなければ、どうしても気がすまなかった。
田舎人のまことに気も安く、仕度もこのままでいいというのであったから私はそのまますぐ亭主と連れ立った。
亭主は私を導いてすぐ庭の前に見えている麦畑を横切って、お稲荷様の祠の脇から杉の木立ちの生い茂っている桜山続きの裏山の嶮しい細径を登りはじめたが、なるほどこれが亭主のいわゆる裏道伝いというのであろう。土地の者でなければ到底わかりっこないような道ばかり、東京から幾らも離れていない逗子近所にも、こんな深い山があるかと思われるほどの、陽の目も射さぬような淋しい山の背ばかりを、どこまで行ってもどこまで行ってもうねうねと曲りくねりして辿っていた。やがて幾つかの峰を廻ると、眼下に広々とした一面の田圃が開け、木の間隠れのあちらこちらに点々と農家が散在して、中央に小学校らしいものの聳えている村を一眸の下に見晴らした。
「あれが茂十どんのいる谷津村でございます。