후리가나로 읽는 일본 고전
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 牧野富太郎自叙伝(まきのとみたろうじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 94,045자 · 185화면
それが病身の私を強くしたとも思う。
ある時番頭が、その頃極めて珍しかった時計を買ってきたことがあった。私は時計が不思議でその中を見たくてたまらず、時計を解剖してよく納得いくまで中を調べて見た。誠太さんには困ると皆がいった。誠太郎は私の幼名である。
私は段々成長し、明治四、五年頃寺子屋に行き、習字を習った。寺子屋は佐川の町の一部―西谷に〔あり、〕土居謙護という人がお師匠さんであった。そこでイロハから習った。そうするうちに寺子屋を替えた。
佐川から離れた東の土地に目細というところがあって、そこに伊藤徳裕、号を蘭林という先生がいて沢山の書生を集め、主として習字・算術・四書・五経の読み方を教えた。私はそこへ入門した。門弟は大抵お士の子弟で、私のような町人は山本富太郎という私と同名の男と二人だけだった。私がそこに入ったわけは、世の中がこのように開けてきたから町人でも是非学問をしなければいかん、というので入ったわけである。その時分にはまだ町人と士族とには区別があり、士族は町人より上座に坐り、食事の時などは士族は士族流に町人は町人流に挨拶をしたものである。そこに行っておるうちに寺子屋の制度が変わり、寺子屋は廃されることになった。