후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
彼女が暗い道を辿って来たのは、父が違うからだということも想像されないことではなかったが、それにしても彼女は十六か七で、最初のライオンの七人組の美人女給の一人として、生活のスタアトを切って以来、ずっと一本立ちで腕を磨いて来ただけに、金持の親類へ寄って行く必要もなかったし、拘束されることも嫌いであった。芝の神明に育った彼女は、桃割時代から先生の手におえない茶目公であったが、そのころその界隈の不良少女団長として、神明や金刀毘羅の縁日などを押し歩いて、天性のスマアトぶりを発揮したものだった。
庸三が床から起きて、廊下から薄暗い中の間をのぞいてみると、いつの間にか起き出した小夜子は、お燈明の煌々と輝く仏壇の前に坐りこんで、数珠のかかった掌を合わせて、殊勝げにお経をあげていた。庸三にとっては、この場合思いもかけなかった光景であったが、商売柄とはいえ、多くの異性にとかくえげつない振舞の多かった自身の過去を振り返るごとに、彼女はそぞろに心の戦きを禁じ得ないものがあった。クルベーの厚い情愛で、長い病褥中行きとどいた看護と金目を惜しまない手当を受けながら、数年前に死んで行った老母が「そんなことをしてよく殺されもしないものだ」