후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
さほど広くもない部屋にざっと一杯の人で、やや入口に近い右側の壁を背にして、清川と見知りの若い人の顔が見えたが、舞台では子供の踊りも、大分番数が進んだところであった。やがて瑠美子たちの愛らしい一組の新舞踊も済み、親たちが自慢の衣裳をつけて、年の割りにひどく熟せた子も引っ込んで、見応えのある粒の大きいのも、数番つづいた。葉子は後ろの方にいたので、動静はわからなかったが、今夜の彼女はさながら凋みきった花のように、ぐったりしていた。瑠美子を預かってくれている師匠の晴々した目と、すでに幾度も苦い汁を呑ませられた庸三の警戒の目の下に、やり場のない魂の疼きを忍ばせている彼女は、すでにこの恋愛の前にすっかり打ちされていた。
やがて庸三は師匠にいわれて二階へ上がってみた。そこにはお茶の支度も出来ていて、サンドウィッチや鮓や菓子が饗応われた。
「あの人たち、先生のお国の西新地の芸者衆ですよ。」
師匠が言うのでそっちを見ると仕切りを外した次の部屋に、呆けた面相の年増が二人いた。
「あれでなかなか芸人ですのよ。お座敷がとても面白いんですの。」
師匠がおりて行ってからサンドウィッチを撮みながら、庸三はしばらく清川たちと話していたが、葉子が呼びに来たので降りて行くと、師匠の素踊りがもう進行していた。