일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(二)八人芸の女

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(二)八人芸の女(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,562자 · 291화면

아오조라 문고

その頃、江戸の両替屋は六百軒と限られ、三十幾組に分れて、江戸の金融機関になっていたものでその組織は非常に複雑を極めます。大別すると、本両替と銭両替とあり、資力の大きく、家格の良いのは、大名や商人の金融、金銀為替などを扱い、上納金や検査や、金銀相場立て、新旧貨幣の交換引揚げ、単純な両替すなわち貨幣の交換まで、いろいろと仕事があったわけです。

升屋は番組両替の世話役で、代々金沢町に住み、三井や竹原、中井、村田の本両替屋に次ぐ家格。すなわち金銀を店名の包封のまま通用させる、江戸九軒の大両替屋の一軒だったのです。

先代は徳五郎と言いましたが、七年前、川崎へ行ったまま行方不明になり、持物は品川の海へ浮んでいたので、網船でも出して溺れたのだろう、ということになりました。

内儀のお蔦は一年孤閨を守った上、親類方の相談で、支配人をしていた、主人の義理の甥由兵衛に娶合せ、升屋の身上は、小揺ぎもなく立って行きました。その間に、子飼いの番頭の与市が、お蔦に気があって大騒動をしたり、それからぐれ始めて、さんざん道楽をした揚句、贋金を使って遠島になりましたが、事件が店の外で起ったのと、升屋の顔がよかった上、相当以上の金を使ったので、店には何の疵も付かず、簡単なお叱りだけで事済みになったことがあります。