일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,455자 · 290화면

아오조라 문고

二

二

文身というのは、元は罪人の入墨から起ったとも、野蛮人の猛獣脅しから起ったとも言いますが、これが盛んになったのは、元禄以後、特に宝暦、明和、寛政と加速度で発達したもので、平次が活躍して来た、寛永から明暦の頃は、まだ大したことはありません。

図柄でもわかる通り、大模様の文身の発達したのは、歌舞伎芝居や、浮世絵の発達と一致したもので、今日残っている倶梨伽羅紋々という言葉は、三代目中村歌右衛門が江戸に下って、両腕一パイに文身を描いて、倶梨伽羅太郎を演じてから起ったことだと言われております。

この物語の時代には、文字や図案めかしい簡単な文身が、漸く絵に進化しただけのことで、まだ、大模様やボカシ入れや浮世絵風の精巧な図柄はありません。しかし珍しいだけに、世の中の好奇心の方はかえって旺んで、こんな会を催すと、江戸中の文身自慢は言うには及ばず、蚤の螫した跡のような文身を持っている人間までが、見物かたがたやって来るという騒ぎだったのです。

やがて定刻の未刻(午後二時)が遅れて、申刻(四時)までに集まった者が九十八人、それにいちいち籤を引かせて、番号順に肌を脱いで、皆んなに見せなければなりません。