후리가나로 읽는 일본 고전
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ひだのかいだん
飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選(ひだのかいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,271자 · 263화면
(五十)
」と、忠一も笑い出した。
(五十)
忠一は其夜、安行の霊前に通夜した。明る日は陰って寒かった。が、そんなことに余り頓着する男では無いので、草鞋穿きの扮装甲斐甲斐しく、早朝から登山の準備に取かかっていると、約束を違えずに塚田巡査が来た。活発なる若い学生と勤勉なる若い巡査とは、相携えて角川家を出発した。
「兄さん、気を注けてお出でなさいよ。」と、冬子は門まで送って出た。
「心配するなよ。を五六匹お土産に持って来るから、汁でも拵える支度をして置くが可いさ。」と、冗談を云いながら兄は去った。
巡査は彼の事件以来、日々通い馴れているので、険阻の山路も踏み迷わずに、森を過ぎ、岩を越えて、難なく虎ヶ窟の前に辿り着いた。足の達者な忠一は巡査に些とも後れなかった。
窟の入口には落葉を焚いて、一人の警部と二人の巡査が張番していた。重太郎や※(「けものへん+操のつくり」、第4水準2-80-51)が何時旧巣へ帰って来るかも知れぬので、過日来昼夜交代で網を張っているのである。塚田巡査は挨拶した。
「どうです、奴等は姿を見せませんか。」
「影も形も見せないよ。多分山奥へ逃籠って了ったのかも知れないが、これだけの所を山狩するのも大変だからなあ。