일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ひだのかいだん

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選(ひだのかいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,271자 · 263화면

아오조라 문고

影

登場人物――重兵衛。太吉。おつや。旅人。巡査。青年甲、乙。

現代。秋の夜。

相模国、石橋山の古戦場に近き杉山の一部。うしろに小高き山を負いて、その裾の低地に藁葺きの炭焼小屋。家内は土間にて、まん中に炉を切り、切株又は石などの腰かけ三脚ほどあり。正面は粗末なる板戸の出入口。下のかたには土竈、バケツ、焚物用の枯枝などあり。その上の棚には膳、碗、皿、小鉢、茶を入れたる罐、土瓶、茶碗などが載せてあり。ほかに簑笠なども掛けてあり。上のかたには寝室用の狭き一間、それに破れ障子を閉めてあり。下のかたには型ばかりの竹窓あり。炭焼の竈は家の外、上のかたの奥にある心にて、家の左右には杉の大樹、薄なども生い茂っている。

月明るく、梟の声。

(棚には小さきランプを置き、炭焼男の重兵衛、四十五六歳、炉の前で焚火をしている。やがて大きい湯沸しにバケツの水を汲み入れて、炉の上の自在にかける。障子の内にて子供の声。)

太吉  おとっさん、お父さん……。

重兵衛 (みかえる。)なんだ、なんだ。

太吉  怖いよう。

重兵衛 なにが怖い。(立上る。)夢でも見たのか。

(重兵衛は笑いながら、上のかたの障子をあけると、七歳の太吉が寝床から這い出して来る。