후리가나로 읽는 일본 고전
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ひだのかいだん
飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選(ひだのかいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,271자 · 263화면
、第4水準2-80-51)なんぞに関係うことは無い、打捨って置く方が可いよ。」
「成ほど不思議ですな。」と、市郎も何だか夢のように感じた。天狗や山男や、そんなものは未開時代の昔語と一図に信じていた彼の耳には、此話が余りに新し過ぎて、殆ど虚実の判断に迷った。が、彼は一概に之を馬鹿馬鹿しいと蔑して了うほどの生物識でもなかった。市郎は飽までも科学的に此の怪物の秘密を訐こうと決心したのである。
「それで、明治以後にも相変らず其んな怪談が屡々ありましたか。」
「さあ。」と、父も考えて、「今も云うような訳で、此方では誰も手出しを為ないから、対手の方でも別に悪い事は為ないらしい。時々に里へ出て来て鶏や野菜などを掻っ攫って行くけれども、まあ其位のことは打捨って置くのさ。」
「警察でも構わないんですか。」
「昔は女や小児を攫ったと云うことだが、今は滅多にそんな噂を聞かない。で、人でも殺せば格別だが、小泥坊をする位のことでは、警察でもまあ大目に見逃して置くらしい。先刻も云った通り、巡査が一度追掛けたことも有ったが、到頭捉らなかった。何しろ、猿と同じように樹にも登る、山坂を平気で駈る、到底人間の足では追い付かないよ。