후리가나로 읽는 일본 고전
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
三浦 環의 お蝶夫人(おちょうふじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,730자 · 242화면
イポリト・ラザロというテナーはイタリー人でとても素晴らしいテナーでした。カルーゾーのように息の長い立派な歌手で私の相手役も二三度したことがありますが、この人は非常に背丈が低い。一体ラテン系の人は背丈が低く、殊にイタリー人は日本人並にちいさいのですが、このラザロは特別に背丈が低く、そのために声は素晴らしいのですが、あんまりふるわない気の毒なテナーでした。それでオペラの作曲家マスカーニが同情して、ラザロのために「ピソコロ・マラー」というオペラを作曲して、ローマの王室劇場でラザロがうたって大変評判をとったことがございました。これはオペラのテナーはいくら声が美しく、歌が上手でも、風采があがらないと非常に損をするというお話でございます。
マスカーニの名前が出ましたからつけ加えますが、この作曲家はシシリー島に題材をとった処女作「カヴァレリア・ルスチカーナ」で一躍有名になりました。この「カヴァレリア」はレオンカヴァロが作ったオペラ「道化師」と組合わせて、一晩に一緒に上演される習慣になっています。日本でも今までいろんな歌手が何度も上演していますから、御覧になった方が沢山おいでのことと思います。