후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
「兎に角この雨じゃ仕様がありません。測候所へ電話をかけたら、昼から晴れると言っていましたから、まあゆっくり話しましょう」
と村田さんが言った。村田さんは団さんの友人で昨夜も僕達を停車場に出迎えてこの宿屋へ案内して来て呉れた。
「君、宜いのかい? いくら藪でも昼前は患者の一人や二人は来るだろうにね?」
と団さんは十年ぶりに会った人にも遠慮ということが更にない。
「人聞の悪いことを言うなよ。この花屋にしてもこれで僕の病家範囲だ。田舎の医者でも先生が診察室からすぐ早替りで薬局へ廻る奴とは違うぜ」
と村田さんも早速売言葉に買言葉になった。
「筍が何人いるね」
「助手と言って貰いたいね。看護婦以外に四人いるよ。それでも間に合い兼ねるくらいだ。眼科は内科と違って身体そのものはピン/\しているから患者が遠方から来るんでね」
「ふん、眼科だったね。眼科とは考えたな。罷り間違っても殺しっこないし、一つ潰してもまだ一つ残っているしね」
「おい/\、好い加減にして呉れよ。お上さんが来たぜ」
成程、女中とは違う人が入って来て、
「何うもお粗末さまでございます。折角の御見物を生憎の雨でお困りでございましょう」