후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
「家賃が入ります」
「それなら家主じゃありませんか。家作は沢山ありますか?」
「沢山あるようです」
「そうして御自分の地面でしょう?」
「そうです。地代も入ります」
というような問答のあった末、森下君のお父さんは地主という判決を受けた。そうして次は僕の番だった。
「無職です」
と答えて、僕はこれは矢張り簡単には済むまいと思ったから、立った儘でいた。果して先生は浮浪無頼では納得せず、家作や地所の有無を確めてから、お宅へ物を頼みに出入する人はありませんか等と言って、高利貸の嫌疑まで掛けた後、
「全然の無職には困りましたな。それならばお父さんは主に何をなすって一日をお送りですか?」
と訊いた。
「大抵本を読んでいます」
と僕は有りの儘を答えた。
「何ういう御本ですか?」
「さあ、文学の本が主です」
「それなら文学者ということにして置きましょう。全然無職では困る」
と先生は奥さんまで職業婦人の所為か無職を良民と思っていない。
調査はなお次から次へと進んだ。結局四十何名かの父兄の中で純粋に徒食を業としているものは僕のお父さんだけだった。皆何か彼かして、稼いでいる。僕の一席置いて隣りには海軍中将がいた。