후리가나로 읽는 일본 고전
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
坂口 安吾의 不連続殺人事件(ふれんぞくさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,047자 · 322화면
又、加代子さんは君の診察がきらいで、立会人がいなければ君の診察はうけないそうだね。そのよって来たるところを権助オ鍋一党の風説から判ずるに、君はお加代さんの手を握ったり、お乳を長くいじってみたりするそうじゃないか。又、ちかごろは、下枝さんという可愛いい小間使いに殊のほか御執心で、胸の病いがあるようだ、とか、どこか内臓に異常があるようだ、とか、頻りに診断を受けさせるようにホノメカシテいる由、以上、当邸内だけで三件、医院の方じゃ何をやらかしていらっしゃるやら、当邸内の三件だけに就いて判断しても、我々文人の人間なみの愛慾にくらべて、いささか異常、陰性、変タイ、と見たのはヒガメかね」
「よし、よし、そこだ」
とピカ一は大喜びだが、御婦人連はなるべく知らないふりをして何がなし私語を交すことにつとめようとするのは、彼女らの社交的な思いやりと礼儀心のせいだろうが、木ベエの言葉は、御婦人連の社交的性癖などを、やがて一気に凍らせる迫力をひそめていた。
「名医先生。君子先生。その目だよ、その目だよ。みんな見なさい。あの目、ギラギラ、気違いの目。人を殺す目。血に飢え、血の海を見ても飽きたりぬ殺人鬼の目。