일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アラスカのひょうが

中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면

아오조라 문고

大きい木箱に、ガラス繊維の断熱材をつめて、その中に氷を安置する。幸いワイクマン博士が、昇華核の研究に使ったドライ・アイスが残っていたので、それを砕いて、周囲にいっぱいつめた。そのほかにフィラデルフィアで補給すべきドライ・アイスを一函もらって、飛行機に乗りこんだ。目方がだいぶ超過したが、これは向うへ着くまでに軽くなるのだからといったら勘弁してくれた。

フィラデルフィアは、真夏であって、気温は三十五度に近かった。その炎熱の中で箱をあけたが、白い湯気が濛々と立って、氷は安泰であった。さっそく用意のドライ・アイスを石畳の上にあけて、金槌でかんかんと砕いて、十分に補給をした。ドライ・アイスの破片は方々にとび散って、盛んに白い煙をあげる。飛行場の人たちは、怪訝そうな顔をしていたが、別に叱りもしなかった。ここからシカゴまでは、半日で行けるので、もう大丈夫である。

それから三週間、ウィルメットの低温室の中で、この氷をいろいろといじってみたが、ますます妙なことばかりである。とくに零下三十度くらいまで温度をさげてみると、奇妙な性質がいっそう強調されてくる。氷冠深部の温度は零下二十九度である。