후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
ワシントンとハワイとの放送を、四段の波長に分けて、それぞれ連続的に記録しているのである。昼夜連続の記録をもう八年とっているという。太陽黒点の周期が約十二年なので、少くもその一周期は観測する必要がある。「あと五年はどうしてもかかる。根気のいい話だ」と、ノーケ博士は苦笑していた。
これらの記録は、一応の整理をして、ワシントンへ送られ、各地の記録とつき合わせて調べられる。そしていろいろな結果が得られるのである。従ってここの研究者たちは、宏壮な大建築の一部を造っているようなもので、スターには永久になれない。しかしここはまだいい方で、無線通信の障害のうちには、いわゆるデリンジャー現象と、極地方現象とがあるが、その極地方現象がはっきり出てくるので、少しは楽しみがあるようであった。
外へ出てみると、たいへんな蚊である。樺太のツンドラ地帯などでも、夏の蚊にひどく苦しめられるが、アラスカはそれ以上である。どこでもいいから手を開いて一握りすると、百二十匹の蚊がとれると、ノーケ博士は冗談をいっていたが、正しくひどい蚊である。
冬になればもちろん蚊はいないが、そのかわり一日中真暗で、気温は零下四十度くらいの低温が、三週間も続くことがあるという。