후리가나로 읽는 일본 고전
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,039자 · 248화면
しかしそれを単に結晶という習慣になっている。
水晶の印材は、勝手な形にできるが、内部は、もとの水晶の結晶と、同じ原子配列になっている。それで水晶の球もやはり結晶である。氷の場合にも、同様なことがいえるので、大きい氷の単結晶といっても、外形が大きい六方石のような形をしているという意味ではない。内部の原子配列が、単一の結晶質になっているという意味であって、外観は、ふつうの氷と同じような塊状をしている。
ところで氷の結晶には、不思議な性質があって、結晶主軸の方向と、それに直角の方向とでは、機械的の性質が、まるでちがうのである。普通の氷は、この縦の性質と横の性質とのまるでちがったものが、勝手な方向にまざり合ったものである。それで全体としての性質は、非常に複雑であって、どうにも手のつけようがない。厳密にいえば、全く同じ氷の標本は、二つとないのである。
氷の機械的性質については、従来からも、何十何百という論文が出ているが、いずれも、奥歯にものがはさまったような、論文である。標本の一つ一つが、皆少しちがっているのであるから、当然な話である。それで氷の物性の研究を、本格的にやろうと思ったら、単結晶について、結晶軸の方向とその物性との関係を調べるのが、第一に着手すべきことである。