후리가나로 읽는 일본 고전
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けんのよんくんし
剣の四君子・日本名婦伝
吉川 英治
吉川 英治의 剣の四君子・日本名婦伝(けんのよんくんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,635자 · 306화면
興行人たちが驚いて抱き起してみると、鼻から血を出して昏絶していた。見物人はわんわとばかり囃し立てている。しかし暫し鳴りもやまない喝采から彼等がわれに返って見廻した時には、もう次郎右衛門忠明のすがたはどこにも見当らなかったとある。
いつかこれが、将軍家の耳にはいると、秀忠は、
「天下の師範たるべきものの行状でない」
と、蟄居を命じられたという。前の辻斬を懲らしたはなしにも、秀忠の不興に会って、閉門を命じられたということが附随している。いずれが真なりや無根なりや知れないが、とにかくこんな風に、柳生家への恩寵篤きにひきかえ、小野家の方は何となく重んじられていなかった風が観える。
十
晩年のこと。柳生但馬守の顔を見ると、次郎右衛門忠明は、よく口癖のように、
「貴家の御子息にも、不肖のせがれにも、もっともっと真剣の境地を悟らしめなければ、ついには型にのみ陥ち入りましょう。死罪とする罪人の中から腕強き者を申しうけ、それに真剣を持たせて刃向わせ、斬って捨てさせることを繰返したなら、必ずよい修行になると思いますが」
と、談合しかけて来たが、但馬守はいつも、その度に、