후리가나로 읽는 일본 고전
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 吉田松陰(よしだしょういん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,622자 · 269화면
大事を誤るに至るべく」といい、同じく七月においては「征夷は天下の賊なり、今措きて討たずんば、天下万世、それ吾れを何とか謂わん」といいしが如き、未だ五十日を経ざるに、非常なる激進を成したるを見るべし。然れどもその六月において、幕府が米国との仮条約に調印したる事実を知らば、この事実の如何に松陰が幕府に対する思想に向って変化の楔子となりたるかは、固より多弁を俟たざるなり。
蓋し以上の事実に拠りて観れば、彼は初めより討幕家に非ざりしを知るべし、また廃幕家に非ざりしを知るべし。また幕府をして徒らに虚器を擁せしむるの考に非ざりしを知るべし。彼は尊王家に相違なしといえども、その主脳は日本の国家に在り。国家的観念、敵愾的観念、外国の侮辱に対する猜疑心、その自国同胞の卑屈に反撥する慷慨心等は、実に彼が満身の熱血を沸騰点まで上衝せしめ、この熱血の凝る所遡りて尊王の観念となり、而してこの観念と両立する能わざるに到りて、遂に討幕とまで進みしなり。則ち攘夷は一国の大事なり、天皇は一国の最上位に在しますなり、その一国の最上位に在す天皇の詔において、一国の最重事たる攘夷を命じ、下田条約を拒絶すべしと命じ、幕府これを奉ぜず。