후리가나로 읽는 일본 고전
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 吉田松陰(よしだしょういん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,622자 · 269화면
彼が政治的経歴およそ二十年、而してこの二十年は、家斉将軍下半期の治世にして、文恬武煕、幕政の荒廃既に絶頂に達したるの日なり。されば彼は内外の政務に精通したると同時に、幕府の衰因の深かつ遠にして、到底大切断の作用を藉らざれば、これを救済するの道なきを熟知したり。彼はあくまで逞ましき野心を有せり、彼の二十年来大いに為す所なきは、為さんと欲するの機会を待ちたるなり。
今やその時は来れり、天保十二年前将軍家斉は死せり。将軍家慶は、漸くその政を親からするを得たり。彼が家慶における関係は、あたかもチルゴーが路易十六世におけるが如き関係なりし。「真個に人民を愛するものは、朕とチルゴーあるのみ」との言葉は、殆んど家慶と忠邦との間にも、繰り返されたり。彼が君の信任を得ること、かくの如く専らなりき。故に彼は短刀単入、その積弊の中心に向って打撃を加えたり。
破産せず、増税せず、借金せずとは、これチルゴーが路易十六世朝の財政に処せる綱領にあらずや。彼が政綱もまた然り、彼は倹約を以て、唯一の政綱となし、これを実行するにおいては、殆んど幕府の全力を賭するをも、自個の生命を擲つも敢て顧慮せざりき。