후리가나로 읽는 일본 고전
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だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
坂口 安吾의 堕落論・日本文化私観 他二十二篇(だらくろん(ぞくだらくろん))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,198자 · 171화면
かかる論理の定型性というものは、一般世間の道徳とか正しい生活などと称せられるものの基本をなす贋物の生命力であって、すべて世の謹厳なる道徳家だの健全なる思想家などというものは例外なしに贋物と信じて差支えはない。本当の倫理は健全ではないものだ。そこには必ず倫理自体の自己破壊が行われており、現実に対する反逆が精神の基調をなしているからである。
藤村の「新生」の問題、叔父と姪との関係は問題自体は不健全だが、小説自体は馬鹿馬鹿しく健全だ。この健全とは合理的だということで、自己破壊がなく、肉体的な論理の思考がない代りに、型の論理が巧みに健康に思考しているという意味なのである。
藤村が真実怖れ悩んでいることは小説には表われていない。それに又、彼が真実怖れ悩んでいることは決して文学自体の自己探求による悩みではなく、単に世間ということであり、対世間、対名誉、それだけの「健康」なものだった。彼はちょうど、例えば全軍の先頭に死なざるを得なかった将軍の場合と同じように(この将軍が本当は死を怖れていることは敗戦後我々は多すぎる実例を見せられてきた)藤村も勇をふるって己れと姪との関係を新聞に発表した。