후리가나로 읽는 일본 고전
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だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
坂口 安吾의 堕落論・日本文化私観 他二十二篇(だらくろん(ぞくだらくろん))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,198자 · 171화면
人口調節に服す身の切なさが分っていれば、戦争なぞやれないはずだ。これを聖賢の言葉では、自分の欲しないものを人に施すな、と言うのである。
しかし兵隊になりたがる奴がいるからいいじゃないか、というのは、水と地を争わずの逆なのである。実利があれば洪水を承知でも住みつく。食えない人間は兵隊になる。洪水が好きだというのはウナギかナマズで、人間ではなかろう。人殺しが好きだったり、威張るのが好きだったり、それで兵隊になった、という特別な人種は本来聖賢の言葉に無縁のケダモノなのだから、ジャングルへ移住して勝手なことをやってくれると助かるのだが、そうはいかないところに、火と地を争うべからず、つまり戦争になったら、手をあげたり、逃げたり、決してムリに逆らわないことにしましょう、という思想の卓抜な所以が分るのである。
もっとも、運命主義者というものは運命に逆らわぬだけが能ではない。逆らってもムダという理を会得するに至って逆わないのであるから、逆らえばもッと巧くいくという理が算定できれば逆うのである。狂犬に出会ったら逆らわず、噛まれなければならないという定式が、あるわけではないのである。