후리가나로 읽는 일본 고전
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だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
坂口 安吾의 堕落論・日本文化私観 他二十二篇(だらくろん(ぞくだらくろん))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 84,198자 · 171화면
然り、詩人を解すには、詩を読むだけで沢山だ。こんなこともした、こんな一面もあった、と詮索して同類発見を喜んだところで詩人を解したわけでもなく、まさしく詩を読むことだけが詩人を解す方法なのだ。小林は詩を解す、という。然り、鑑賞はそれだけでよい。鑑賞家というものは。
然し、ここに作家というものがある。彼の読書は学ぶのだ。学ぶとは争うことだ。そして、作家にとっては、作品は書くのみのものではなく、作品とは又、生きることだ。小林が西行や実朝の詩を読んでいるのも彼等の生きた翳であり、彼等が生きることによって見つめねばならなかった地獄を、小林も亦読みとることによって感動しているのだ。
仮面を脱げ、素面を見せよ、ということはそれを作品の上に於いて行ったから罰が当っただけで、小説という作品の場合に於いては、作家は思想家であると同時に戯作者でなければならぬ。仮面を脱いで素面を見せることは小説ではない。これを小説だと思えば罰が当るのは是非もない。然し作家の私生活に於いて、作家は仮面をぬぎ、とことんまで裸の自分を見つめる生活を知らなければ、その作家の思想や戯作性などタカが知れたもので、鑑賞に堪えうる代物ではないにきまっている。