후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
いわゆる反対派の張本人なる水戸の御隠居(烈公)を初め、それに荷担した大名有司らが謹慎や蟄居を命ぜられたばかりでなく、強い圧迫は京都を中心に渦巻き始めた新興勢力の苗床にまで及んで行った。京都にある鷹司、近衛、三条の三公は落飾を迫られ、その他の公卿たちの関東反対の嫌疑のかかったものは皆謹慎を命ぜられた。老女と言われる身で、囚人として江戸に護送されたものもある。民間にある志士、浪人、百姓、町人などの捕縛と厳刑とが続きに続いた。一人は切腹に、一人は獄門に、五人は死罪に、七人は遠島に、十一人は追放に、九人は押込に、四人は所払いに、三人は手鎖に、七人は無構に、三人は急度叱りに。勤王攘夷の急先鋒と目ざされた若狭の梅田雲浜のように、獄中で病死したものが別に六人もある。水戸の安島帯刀、越前の橋本左内、京都の頼鴨崖、長州の吉田松陰なぞは、いずれも恨みをのんで倒れて行った人たちである。
こんな周囲の空気の中で、だれもがまだ容易に信用しようともしない外国人の中へ、中津川の商人らは飛び込んで来た。神奈川条約はすでに立派に調印されて、外国貿易は公然の沙汰となっている。生糸でも売り込もうとするものにとって、なんの憚るところはない。