일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

よあけまえ

夜明け前

島崎 藤村

島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면

아오조라 문고

でも、わざとらしいところは少しもなく、客扱いも親切だ。

寛斎は日に幾たびとなく裏二階の廊下を往ったり来たりするうちに、目につく椎の風情から手習いすることを思いついた。枝に枝のさした冬の木にながめ入っては、しきりと習字を始めた。そこへ宿の亭主が来て見て、

「オヤ、御用事のほかはめったにお出かけにならないと思いましたら、お手習いでございますか。」

「六十の手習いとはよく言ったものさね。」

「手前どもでも初めての孫が生まれまして、昨晩は七夜を祝いました。いろいろごだごだいたしました。さだめし、おやかましかろうと存じます。」

こんな言葉も、この亭主の口から聞くと、ありふれた世辞とは響かなかった。横浜の海岸近くに大きな玉楠の樹がしげっている、世にやかましい神奈川条約はあの樹の下で結ばれたことなぞを語って見せるのも、この亭主だ。あの辺は駒形水神の杜と呼ばれるところで、玉楠の枝には巣をかける白い鴉があるが、毎年冬の来るころになるとどこともなく飛び去ると言って見せるのも、この亭主だ。生糸の売り込みとはなんと言ってもよいところへ目をつけたものだ、外国貿易ももはや売ろうと買おうと勝手次第だ、それでも御紋付きの品々、雲上の明鑑、武鑑、兵学書、その他甲冑刀剣の類は厳禁であると数えて見せるのも、この亭主だ。